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中嶋俊晴のおもいっきりブログ!!!

nakatoshi.exblog.jp

関西出身、高カロリーな食べ物が大好きな声楽家・カウンターテナー中嶋俊晴の日常と思いつきを綴るブログ!

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お天気が悪かった今日ですが、たまに太陽が見えるとこんなに美しい景色になったりします。

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昨日はこんな虹も!見つけてから1分くらいで消えてしまいました、儚い…

先週の日曜日、部屋にこもって論文を書いていたら、知り合いの指揮者から突然連絡が!
『今なにしてる!?助けて!歌う予定だったアルトが風邪で全然声出ない、お手上げだ!ヴィヴァルディのグローリア、歌えるだろ!お願い、7時に来て!』
と言われたので時計を見たら、5時半。

教会で、リハなしでオケと歌えるかしら…と不安でしたが、まあなんとかなるかなと家を飛び出し、無事お役目も果たせました。

『トシ!!!!ほんとにありがとう!!!ほんとにありがとう!!!』とやたら何回もお礼を言ってくれるので、なんか逆に悪いなって感じでした。
急にやってくる仕事もありますが、遅くても1日前。20時間前にメサイア全曲というのもありましたが、今回が一番タイトでした笑

中央駅でトラムに乗り換えようと思ったら、トラムまでこの調子。
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サンタ仕様で完全に世の中浮かれてます。

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中央駅までも!

華やかな街並みを見る間もなく、僕はただひたすら論文、コンサート、コンサートの準備に追われています。
満面の笑みで年を越したいものですね。

今週は全然聞いたこともなかったSamuel Capricornusというボヘミアのバロック作曲家の作品も歌います。自分のペースでがんばろう。

なかじ

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# by musiccreater_tn | 2018-12-12 07:21 | 日常 | Trackback | Comments(0)
日本もとっても寒いようですね。
山形出身のチェンバリスト、須藤真知子ちゃんと合わせをしたあと、今の実家の様子と見せてもらった写真はすごい雪景色でした!

アムステルダムは朝から突然雹が降ったかと思えば、太陽が出たり、相変わらず謎なお天気です。寒いのには変わりありません。

さて、タイトルのお話。
僕の大好きな先生たちはみんなこのようにおっしゃいました。
ウィーンでお世話になったレヒナー先生、ルッツ先生、スペンサー先生、そしてアムステルダムで教えてもらっているクセニア先生、ホーニヒ先生…みんな道をそれそうになるとそうおっしゃいました。
声だけに頼るのは初心者と同じ。
詩を語りなさい、それだけでいいの。と。

京芸時代からの恩師、三井ツヤ子先生ははじめてこのことをお話くださった方でした。
とにかく声を育てようと躍起になっていた僕に、先生は一、二年生のころはほとんどなにもおっしゃらず、ただただたくさん歌いなさいとおっしゃるだけでした。
たまに変な声を出すと、それ、ちゃうで!とおっしゃいますが、注意はそれくらい。
あとはとにかく僕の好きなように、伸びやかにとおっしゃり、僕もなんとなーくのらーりくらーりと歌っていました。

大学の三年生になったら先生のレッスンは急にストイックになりました。
要求なさることは格段に難しくなったと記憶しています。

シューベルトのガニュメートを歌っていたときに、急に先生がピアノをとめてこうおっしゃいました。
『ちょっとクイズするわな。楽器にあって歌だけにあるもの、なーんだ』と尋ねる先生。
『そんなん言葉ですやん(先生なに言うてたんのん)』
と僕が先生に答えると
『わかってんねやったら、言葉を語りなさい。声だけ考えたらあかん』
と、今まで見たことないくらい真剣な顔でおっしゃいました。

先生はいつも穏やか、絶対気取らないし、自然体で面白い人です。
いつも僕には優しかったので、その時の一瞬のすごみといったらありませんでした。

歌にだけあるもの。
それから僕はいつだって言葉を大切に思うようになりました。

もちろん声楽なので、声が美しく響くことが大前提。

でもそのとき先生が加えておっしゃったもう一つ大切なことは、
単に声だけ磨くのか。
言葉がそういう音色を欲しがってるから、そのために声の引き出しを増やすのか。
どっちが答えかは、あんたわかるやろ。
ということでした。

たまに、声楽を学んでしばらくしてから声の出し方がわからないって言う人いますよね。
よくあるのが、声のことだけ考えてるというのがその原因です。

言葉がそうあるから、どういう音色がいいのか、どういう息遣いがふさわしいのか、どういう背景なのか、、、
すべての要素の出発点がその言葉なのです。

こんなこともありました。
シューベルトのDu bist die Ruhという当時の僕にはめちゃくちゃに難しかった曲を勉強していたとき。

はじめのDu bist die Ruhというフレーズを歌うときに、息をすった瞬間に違うと止められました。

まだ歌ってもないのに、なんで!!
と思った僕に先生は
『もっかいはじめから』

伴奏がはじまり、もう一度同じところを歌おうと吸うと
『ちゃう』

ええええー!なんでやねん!と思いました。僕が教えてたらすぐ言っちゃう答えですが、先生は『一週間考えてきてー。』

一週間考えて、Ruh憩いというブレスでは決してなかったのです。
教え急がず、生徒にきちんと時間を与えて、自分で自分の音楽の道を考えながら歩める方法みたいなものを先生は当時から僕に与えてくださっていたんです。

ああ、なんという先生!

それから僕は同じような感性を持った先生方とたくさん勉強できました。
そういう音楽家になりたいと思ったのは、僕のもともとの感性もあったかもしれないけれど、ターニングポイントでそれぞれの先生がその大切なものをもう一度見つめる機会を与えてくださったからです。

そんな尊敬して止まない三井ツヤ子先生のリサイタルが、12月12日(大変もう明日!)に大阪のいずみホールで開催されます。
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ピアノに先生の昔の盟友アントニー・スピーリさんの弟子、山田剛史さんを迎えられました。

近代歌曲のリサイタル、シェーンベルク、ベルク、マルクス、そしてラフマニノフを歌われます。
言葉と前衛的な音が完全にリンクした傑作揃い。
先生にしか出せない、先生だけの世界が待っているでしょう。

またしても聴けないなんて!!!
三年連続で聴けない僕。先生にお電話で聴かせていただけないことをお詫びすると

『えー!ほななかじがいーひんかったからうまく歌われへんかったって言い訳しよー!』とおっしゃっておられました。
いやいや、先生はいつだって僕たち生徒の目標、必ず良いものを残してくださると確信しています。

お時間ある方は、是非お出かけくださいね。

なかじ

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# by musiccreater_tn | 2018-12-11 06:02 | 日常 | Trackback | Comments(0)
寒くて鼻はつまり、頭もぼーっとする中、論文を書き書き…
発狂しそう!!!!!!!

なんでこんなテーマにしたんでしょう!当時の自分を責めています。

なんとか年末までには出してしまって満面の笑みで新年を迎えたいところ。
色々協力してくださってる方々に感謝感謝です。

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昨日はこの美しい楽器でオランダ語の歌を歌いました。オランダ人の前で笑笑

なんせgの発音が難しい、フランス語のrのように喉の奥で鳴らす感じですが、それを流れの中でしかもそれなりに圧力をかけてやらないといけない。
他にもなんだこの子音、、ってのが多くて、昔誰かがオランダ語は歌にほんとにむかない!という言葉を思い出しました。
ほんとにそう、なんか調子悪くなりそう笑
それが証拠に、オランダのバロック時代の作曲家ですらほとんどドイツ語、フランス語、イタリア語のテキストをとっているんです。
最近の作品はまあまあありそうですが…

オランダにいる間に勉強したいなぁと思っていましたが、他にやるべきことがありそうなので笑、オランダ語の歌は後回しににしましょう!

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こちらのコンサート、前売券はなくなってしまいました。当日出せたらいいんですが…キャンセルが出たらまたこちらでご案内しますね。

暮れも暮れの忙しい時期にお出かけくださる皆さんには感謝感謝です!

なかじ

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# by musiccreater_tn | 2018-12-06 22:00 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
日本はジェットコースターのような気温の変動が続いているようですが、そんな変な気候でしたら身体もおかしくなってしまいますよね。今年の風邪はあとにひっぱってしまう人も多いようで、なにより咳が大変みたいです。僕も1ヶ月くらい苦しみました。お気をつけくださいね!

オランダは寒いですが、昨日今日と良いお天気でした。まあまああったかいですし!
セロリにしか見えなかったいただきもののお花、アマリリスでした!
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茎の存在感がありすぎて、なんだこの花はと思っていましたが、こんなに美しいお花が咲きました。

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昨日はちょっとお仕事でデルフトへ。良いお天気でした。なんちゃら教会も安定の傾き加減。

さて、年内は内外合わせてあと6つ本番があります。
日本で歌う歌曲のコンサートですが…
こちらのコンサートはありがたいことにあと3、4席のみとなりました!
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いつもデュオを組んでいる白取くんと、今演奏したいものを並べてみました。小さなサロンですが僕の歌を好きで聴いてくださるみなさんに心を込めてお届けしたいなと思っています。はじめて取り組むアーンも加藤昌則もブラームスも、なんと切なく良い曲なんでしょう。
本当に残り少なくなってきましたので、お早めにご連絡くださいね!前にブログに書いたときにご連絡くださった方々はたしかに承りましたよ!!ご安心を!

もうひとつ、12月26日に歌います京都文化博物館でのコンサート。
こちらは尊敬してやまない名ピアニスト久保千尋さんとご一緒させていただきます。
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彼女はなんと大学の二年生のときに、はじめて僕の恩師三井ツヤ子先生のリサイタルでピアノを弾かれました。
大学二年生ですよ!笑
先生いわく、はじめて生徒のレッスン伴奏で久保さんがいらしたとき、なんやこの子ーーー!と驚きおののいたそうで、そのままあんた年末のリサイタル弾いて?となったそう。

先生のご判断もすごいものがあります。大切なリサイタルを若い若いピアニストに託されたのですから。そういうところがかっこいいわぁ、先生。

それから何度も何度も共演を重ねられ、先生のリサイタルの常連です。
名門ハンブルク音楽大学で学ばれ、ソリストとしてもアンサンブルピアニストとしても本当に素晴らしい。何度も言いますが、本当に素晴らしいのです!

僕はそんな素晴らしいピアノとともに、ドビュッシーの死の悲劇より子守唄(あ、でもこれはアカペラです)、ラヴェルの5つのギリシャ民謡、ショーソンの時の女神、そして寺嶋陸也の道しるべを歌わせてもらいます。


関西近郊の皆さん、是非この機会にお出かけくださいね!!

なかじ

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# by musiccreater_tn | 2018-12-05 00:06 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
オランダ、めちゃくちゃ寒いです。
どうしましょってくらい寒いです。

お友達が、オランダめちゃくちゃ寒いよって出国前日に教えてくれたのに、防寒完璧ダウンは実家に置き去りにしてきたことを思い出し、ユニクロのライトダウンとありもののコートの二枚重ねで乗り切ろうとユニクロへゴー。

おお…ライトダウン、軽やかで、薄くて、重ね着できて、なんて優れもの!
ウィーンでもよくやってました。

が!!!!そんなものでは防げないくらい、寒い!どうなっているオランダ!
原因は風。気温は1度くらいでも、風が強すぎてそれがものすごく寒く感じさせるのだ。
しかもわたくしがいつも通る道という道が、ありがたいことに風もよく通るのだ。風、どついたろかと言いたくなる。

とりあえず論文執筆に勤しみ、来月のコンサートの準備もコツコツと。やれることを温かい空間を見つけてはやっています。

さてさて、わたくし、来年の年明けから文化庁の新進芸術家在外研修員というものに選ばれたため、研修期間はしばらく帰国できません。
頑張って研修します!約束します!

と、その期間日本ではしばらく歌えないので、いつもデュオを組んでいるピアニストの白取晃司くんとリサイタルをすることにしました。
六本木の小さなサロンで(限定40名)、僕の歌をこれまで応援してくださった皆さんに聞いていただくコンサートにしたいなぁと思っています。
今年は色々命について考える機会がありました。しんどかったこと、悲しかったこと、それ以上に嬉しかったこと、全部歌に乗せられたら自分の心も軽やかになるんじゃないかなと思っています。

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プログラムとしては…

モンポウ: 魂のうた
シューベルト: 夕映えに
シューベルト: ロマンス
メンデルスゾーン デュエット-ピアノソロ-
ブラームス: 私の歌
ブラームス: 真実の愛
アーン: 愛されるひと
武満徹: 死んだ男の残したものは
武満徹: 小さな空
加藤昌則: 旅のこころ
グリーグ: 夜想曲-ピアノソロ-
グリーグ: 春
寺嶋陸也: 茨木のり子の詩による歌曲集 道しるべ
ブリテン: 彷徨いながら不思議におもう

こんな感じのラインナップです。
変わることもあるかもしれませんが、今歌いたいものだけを集めました。

12月29日という、年末も年末。そんなときにコンサート行けるか!って方もいらっしゃるかもしれませんが、しばらく聞いていただけないので是非是非お出かけください!
チケットはこのブログのコメント欄か、下のメールアドレスまで!
toshiharunakajima@gmail.com

日本もどんどん寒くなる頃かと思います、ご自愛くださいね!

なかじ

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# by musiccreater_tn | 2018-11-29 01:25 | 演奏会 | Trackback | Comments(0)