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中嶋俊晴のおもいっきりブログ!!!

nakatoshi.exblog.jp

関西出身、高カロリーな食べ物が大好きな声楽家・カウンターテナー中嶋俊晴の日常と思いつきを綴るブログ!

良いお天気が続いているヨーロッパです!

さて、16日に誕生日を迎えました!
個人的にご連絡をくださった方々、ありがとうございました!

誕生日当日は大変お世話になっている音楽家ご夫妻にディナーにご招待いただき、久しぶりに大笑いしながら過ごしました。

異国の地で、こうしていつも見守ってくださる方がいてくださるというのは本当にありがたいことです。ものすごく幸せ者だなぁと感じます。

ひとつ年を重ねて、新たな気持ちでまた一年突っ走りたいと思います!
今こうして歌えているのも家族や友人、そしていつも聴きにきてくださるお客様のおかげなので一つ一つのコンサートで少しずつお返ししていければと思います。
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うちの庭、春のお花が満開です。
日本の桜とは随分違って派手。

春になるとみんな元気になるオランダ人!
活動量が全然違う。反対に冬場はほんとにみんな省エネ営業という感じです。
あっという間に過ぎる夏までこのまま元気に過ごしたいものです。

さて、文化庁の在外研修員として研修中なのですが、今後のステップアップになるとご判断いただき、特別にオランダ国外へ出てコンサートで歌わせていただきます。

5月7日、スペインを代表するアンサンブル、Al Ayre Españolにソリストとして呼んでいただき、ボノンチーニとA. スカルラッティのカンタータを歌います。

ディレクターのEduardo López Banzoさんは以前から知っていますが、こうして呼んでいただけるとは本当にびっくりしました。

彼自身はものすごくおおらかで、やわらかで、なんとも言えない包容力のある方。僕に対してもどれくらい僕がストレスなく取り組めるかを常に考えてくださってありがたい限り。演奏はものすごくアグレッシブで、キレがあり、アンサンブルのリズム感はラテン音楽そのもの!
スペインバロックとスカルラッティやヘンデルなどを得意とされているアンサンブル、そんな方々と僕ははじめて頂戴なPerchè, tacete, regolati concenti というアルトのためのソロカンタータに取り組みますが、25分近くある大作、どうなるのか本当に未知数で楽しみです。

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劇場もとっても綺麗。響くかは謎ですが…笑

良いコンサートになりますように。

受難節の10回連続ヨハネのソロも無事終わり、あさってまで少しお休みです。
日本から生徒も遊びにくるので久しぶりに会えるのが楽しみ!

皆さん、在欧中に是非オランダに遊びにいらしてくださいね!

なかじ

# by musiccreater_tn | 2019-04-21 16:54 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
お天気は良いのに空気は冷たくてまだ春本番とは言えないアムステルダムです。

受難節の本番がずっと続いていてさすがに声も身体もへたってきました。

今年はヨハネ受難曲を連続で歌っていますが、アルトには後半に作品の核となるEs ist vollbrachtが待ち構えていてそれに向けてのモチベーションが本当にきついです。

あまりに美しく、切なく書かれているので作品に対する畏怖の念もあり。あるいはイエスの受難を考えたときの心情的なものもあり。

とにかく何度歌ってもこの曲の前には何とも言えない気持ちになって、たじろいてしまうわけです。毎回震えています。

今年は色んなところで10回もヨハネが続くので、この感情と声のコントロールとに10回は立ち向かわねばなりません。
あと3回…

オランダは受難節になると本当にたくさんの受難曲コンサートがあってその数はものすごいです。考えられない量。

アムステルダムのコンツェルトヘボウもほぼほぼ毎日どこかの団体がマタイやヨハネをやっていて、先月から受難曲続きです。

僕はバッハの作品に取り組む時はいつも以上に身構えてしまうのです。何度歌っても完璧にはならないし、きっと一生無理だと思います。

バッハなどの教会音楽によく聞かれるカウンターテナーの声よりももっと野太い僕の声は、あんまりバッハには合わないのかも。。と考えることもありますが(カウンターテナーだからってみんながバッハを歌うわけではないし、反対に教会音楽のスペシャリストがオペラを歌うこともあんまりありません)、僕は声を模索しながらもずっとバッハには取り組んでいきたい。

去年より今年もっとわかることも増えたし、来年にはまた少しだけ前進してると思うのです。
とにかく少しずつでもこの不器用な声を成長させて音楽的にも豊かになりたい。

オランダで勉強しはじめて、その思いはもっともっと強くなりました。

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この間歌った白い教会。美しかったなぁ。

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デルフトでも。

先月今月は歌に対して思うことが本当にたくさんありすぎて大変でしたが、やれることをコツコツと頑張っていきたいものです。

あとちょっとで束の間のおやすみ!がんばるぞー!

なかじ

# by musiccreater_tn | 2019-04-13 00:06 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
雲がないととても気持ちの良い気候になりますが、少し曇るとまだまだ寒い毎日です。
でも確実に春は近づいてきてるのは足元の草花の成長でよくわかります。
早くチューリップ満開の季節になってもらいたいです。

さて、今週は年末からちょろちょろと練習のあったパーセルの妖精の女王の公演が三回続けてありました。
毎回インターバルが24時間を切るという…
壮絶な三日間でしたが、楽しく歌い演じきれました。

妖精の女王、何年か前の北とぴあでの公演が懐かしいです。寺神戸亮先生の指揮のもと、古楽界のレジェンド、エマ・カークビーさんとご一緒しせていただけたのですから!

あのときは僕はモプサという幕間劇の寸劇に出てくる女役、それから劇中でも小さな役をちらほらとやらせてもらいました。
夜、神秘、秘密、眠りとか季節なんかが役名になっていて、とても不思議な作品です。

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懐かしいなぁ!!

今回はセミステージだったので、大掛かりな舞台装置などはありませんでしたが、美しい照明に助けてもらって、効果的なシーンがいくつもありました。

僕は大大大好きなOne charming nightという曲が歌える秘密という役をはじめてやらせてもらって感無量。ものすごく美しいアリアなんです。
めちゃくちゃ低いんですが、広いホールでも綺麗だったと言ってもらえたのは、少しテクニック的に成長できたからかな?と安心しています。

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稽古中の一コマ、お気に入りの写真。ポルトガル人の素晴らしいソプラノが撮ってくれました。

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開演前。うーん、僕だけ記念撮影感すごい!笑

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五幕モンキーダンスのシーンの衣装を借りて笑笑

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ライデンの劇場はとっても綺麗でした。

作品をひとつまとめて勉強し直すと、前とはまた違った見え方ができて本当に面白く、毎日が新たな発見の連続でした。

特にこのオペラは、オペラかと言われると謎な要素が多く、役者もいないと成り立たないので、同じパーセルでもディドとエネアスなんかに比べると極端に演奏機会が少ないと思います。生涯で何回も歌えない作品を早い時期に2度も取り組めて、ますますパーセルが大好きになりました。

今週はまた別のイベントが続いてしまうので、寂しい気持ちにぐっと蓋をして劇場からの帰り道でしっかり頭を切り替え。
すぐにバッハやヘンデルに取り掛かっています。

また妖精の世界に出会えますように!!

なかじ



# by musiccreater_tn | 2019-03-26 03:47 | 演奏会 | Trackback | Comments(0)
なんの嫌がらせ?ってくらいすごい嵐が来ていましたが、そんな中日本からお友達も来てくれていました!
コンサートがあったり、リハがあったりでアテンドできひんかったらどうしようと思ってましたが、運良く数日は空けられました!神さまありがとう!

お友達とは、、、日本で歌曲のデュオを組んでいる白取さん!
パリで数日過ごしたあと、オランダにも足をのばしてくれました!

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ユトレヒトにて、ミッフィーもどきと白取さん。シュール…笑

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北海をのぞむEnkhuizenにも一緒に行ってみました。
はじめて訪れた街。北海は静かで恐ろしいほどでした。
17世紀インドとの貿易で繁栄を極めた街だそうですが、今は寂れた港町って感じです。
でもカフェの店員さんも街のおっちゃんおばちゃんも警察官もみんな親切で、オランダっていい街ねってやっぱり思いました。

それにしても友達が訪ねて来てくれるというのはとても嬉しいもんです。
また遊びに来てね、しらぴ!

なかじ

# by musiccreater_tn | 2019-03-18 07:33 | 日常 | Trackback | Comments(0)
早めに春がやってきた!と大喜びしていたら、ここ二週間は大荒れ。嵐のようなお天気で、風は猛烈に吹き付けるわ、寒いわ、散々です。

しばらくブログを放置してました。
オーディションに行ったりコンサートがあったりととにかくバタバタしてましたが、今日の論文のプレゼンテーションの準備やらで半狂乱状態でした笑

約一時間のプレゼンテーションはほんとにきつかった…
英語で…

わたくしの英語能力はやばいレベルに低いので笑、もうプレゼンテーションの内容が審査員や聴衆に通じないのでは?と…心配してました。

が、割と面白い内容だったようで、合わせて行ったドイツ歌曲でのリサイタルも喜んでもらえました。みんななんだか真剣に聴いてくれて嬉しかったなぁ。

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ドイツ語の発音を網羅した内容、色んな作品からのアプローチです。

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素晴らしいピアニスト、Jaap Kooiさんがピアノを引き受けてくださいました。ありがたやぁ。

結果はめでたく合格、あとは授業少しと最終リサイタルをすれば晴れて修了ですが、道のりはなかなか遠く険しいです!
が、とにかく論文をパスしたのであとはわりと気が楽というのも正直なところ。

これだけは言えます。
もう論文なんて絶対嫌!!!笑

得意な人が書いていただきたい。僕はむいてません、確実に笑

文章を書くのは嫌いですが、どうもエッセイ向き。
論述できません。

将来的になにか書かないといけなくなったら、そのときはまた考えますが、ほんとに当分書きたくありません、心から!

今回のドイツ語の発音と歌唱法についての研究を通してわかったことは山ほどありましたが(無駄に超長い論文なので全部はここに内容書けませんが)、とにかくドイツ語を流れの中でどのように処理するかに焦点を当てました。研究の中でたくさん取り組んだドイツ語の歌は、やっぱり美しい。
決して歌いにくい言語ではないと思いますが、独特の色彩感や格調の高さがある言語だと思います。

今日のリサイタルでも取り上げたヴォルフ。論文でも久しぶりに引っ張り出したDenk’ es, o SeeleやAn den Schlafなんかはもう本当にめっちゃくちゃ名曲。

自分の声に合うものをこの分野で見つけるのはなかなか大変なんですが、古楽に軸を置きながらでも一年にいくつかは絶対新しいレパートリーを作って、自分の中で大切に育てていきたいです。
僕にはそういう作業が合っていると思いますし、きっとこれからのライフワークになると思います。


随分前の録音でめっちゃくちゃ下手くそですが、ヴォルフのアナクレオンの墓を。

とにかく終わってほっとしました!
歩みを止めず、(論文は書きたくないですが!笑)自分のペースを崩さずにますます研究を続けていきたいです。

それでは!

なかじ



# by musiccreater_tn | 2019-03-13 08:25 | 音楽 | Trackback | Comments(0)